大学生活なんて、つまらないものだと思っていました。
やりたいことができない、ということとは別の理由があります。
私の地元の大学生たちは、
「つまんね~」
「バイトだる~」
みたいな、いつもゆる~い雰囲気で…
この人たちは、何にも夢中になっていない…
自分の本当にやりたいことがない…
宙ぶらりんで、とてもフラフラしている…
(こうはなりたくない…!)
と、嫌悪感にも似た感情を持っていたのが原因です。
当時、東京の専門学校を訪ねた際に、
そこの学生さんたちはとても必死に頑張っていて…
私はそういう人たちがいる環境で学びたかったんです。
しかし、親に否定され専門学校には入れず、
入学した地元の大学は、みんな情熱がなく
(もちろん中にはある人もいたハズです)
夢に挫折した私は人生を諦めかけていました。
…まだ成人もしていないのに、なんて早いこと(笑)
でも、実際に大学に通って、何かの分野で専門家である教授たちに会って、
その考えは変わりました。
彼らの、自分の専門分野を語る時の楽しそうなことったら。
自分の好きなことをして生きている人って、やっぱり輝いています。
そしてマイペース……
講義の時間に、教授が、自分の大好きな数式の素晴らしさについて
熱弁しているうちに1時間過ぎてしまったとか、そんなのいつものことです(笑)
高校で真面目に勉強していなかった私は、講義内容はチンプンカンプンでしたが
今覚えば、そんな彼らを見ているうちに
(自分もあんな楽しそうな毎日を過ごしたいなあ…)
と、無意識に影響を受けていたんだと思います。
そんな私は、なにか自分にもピンとくるものはないかなあ…と
人生初のバイトに挑戦してみたり…
小説以外の本を読み漁ってみたり…
行ったことのない場所に旅行してみたり…
と、夢が途絶えたCGの仕事以外に、夢中になれる何かを探していました。
……………………
………………………が、
いくつか興味のある分野は見つけたのですが、あまり熱が入らず、
ゼミやら卒論やらで余裕がなくなり。
勉強がチンプンカンプンな私は、それどころではなくなってしまいました…(涙)
大学の勉強に興味がなかった私には、とてもしんどい日々でした。
そして、就活の時期になりましたが、私は特に(夢も)希望もなく、
どうしよう、と焦るようになっていて。
やりたくない仕事なんかに就きたくないし…
やりたいことは数年前に否定されているし…
そんな中、私を変えたのはゼミの仲間の一言でした。
「俺、医者になろうと思う」
………え???
同じ理系でも、医学部に入り直すなんて。
入れたとしても、すっごく大変な道だというのは、
素人の私でもわかりました。
なので私が理由を聞いてみると、
「最近親戚が病気で亡くなって落ち込んでたんだけど。
昨日、医者のドキュメンタリー番組でやってた話に感動して。
俺も医者になって、誰かの命を救いたい」
…と。
その彼は真剣で、進むべき道を見つけた、という表情をしていました。
皆が片っ端から就職試験を受けて、とりあえず良い条件での就職を狙う中、
本当にやりたいことを見つけた彼は、とても強い人間に見えて…
………私、本当は何がしたいんだろう………?
そう問いかけた時に、自分の中で、CG系の仕事に就きたいという
未練が残っていることに気づいた私は、
(やっぱり専門学校へ行こう!)
と決意します。
今度は親は、私が成人していたからか、
あまりにしつこかったからか(笑)
拍子抜けするくらい簡単に頷いてくれました。
私はそれからアルバイトをして少ないけれど貯金をし、
足りない分はローンを借りて、めでたく専門学校へ行ける運びとなったのですが……
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